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【!Live!Delivery#】テレビで中山大乱生生放送
12/24(土)は中山・阪神の2場開催。23日正午の馬場発表は中山が芝稍重・ダート重、阪神が芝良・ダート稍重。24日の天気は中山が晴れ、阪神が晴れ時々曇りの予報となっている。
【平取】町内の坂東牧場が生産し、日本中央競馬会のJRA賞の最優秀障害馬に史上最多の計4回選ばれるなど数々の大記録を打ちたて、障害レースの「絶対王者」とも評されるオジュウチョウサン(牡11歳)が、24日の中山大障害(JG1、芝4100メートル)を最後に現役を退く。自身が持つ障害重賞15勝、JG19勝の史上最多記録を伸ばし有終の美を飾れるか、牧場関係者はレースでの力走と無事を願う。
中山大障害は、日本中央競馬会が中山競馬場で施行する中央競馬の重賞競走である。競馬番組表での名称は「農林水産省賞典 中山大障害」と表記している。 春に施行される中山グランドジャンプとともに、大竹柵障害や大生垣障害を飛越する中山競馬場の襷コースが用いられる。 正賞は農林水産大臣賞、日本馬主協会連合会会長賞。
「まさか、こんな年齢になるまで走るとは」。坂東牧場の坂東正積(まさかず)社長(47)は感慨深げだ。一般的に、競走馬は5~6歳で引退することが多いからだ。
オジュウチョウサンは2011年生まれで、13年の平地の新馬戦でデビュー。苦戦が続き翌年障害に転向してから才能が開花した。
初のJG1制覇は16年4月の中山グランドジャンプ。坂東社長は「今でもうれしかった記憶が鮮明」と話す。その後は勝利を積み上げ、20年の中山グランドジャン
プでJG1通算9勝目、さらに同一重賞5連覇という空前の快挙を成し遂げた。ほかにも障害重賞13連勝や障害獲得賞金歴代1位など「破られることはない」とされる記録を残した。
坂東社長が最も印象深いレースは、JG19勝目となった今年4月の中山グランドジャンプ。けがを乗り越えて約1年半ぶりに勝った、昨年末の中山大障害の次のG1レースだ。レース直後のオジュウの表情が「見たことのない怖いくらいの形相で、『気持ちだけで走った』と言っているようだった。この強い気持ちが、ここまで長く走らせたんだと感じた」と振り返る。
24日のラストランには坂東社長をはじめ、長年見守ってきたスタッフら数人が中山競馬場に駆けつけ、声援を送る。「レースの準備をしている調教師やジョッキーなどの方々は、『万が一けがでもしたら』と毎日気が気でないと思う。彼らには本当に感謝したい」
レース後は障害馬として史上4頭目の引退式が開かれ、その後は種牡馬として坂東牧場へ帰ってくる。坂東社長は「既に十分すぎる結果は残してくれた。引退式まで元気な姿でいてさえくれれば」と願う。レースは午後2時45分発走予定。
ビレッジイーグルは昨年、イルミネーションJS4着から大障害に挑んで5着。今年は同3着からの参戦だ。「昨年の大障害も今年のグランドJも5着。中山コースは合っている。前走はまだ集中していない面もあったので、今回はチークピーシズを着ける。集中力が増せば」と大江原騎手。中山はペガサスJS勝ちも光る。(夕刊フジ)
【中山大障害2022】出走馬・予想オッズ・枠順/ハードルを越えたその先に
中山大障害は2022年12月24日に中山競馬場で行われる秋の障害ビッグレース。中山大障害は2022年で第145回を迎え、昨年はオジュウチョウサンが制した。中山大障害の出走予定馬・予想オッズ・騎手・賞金・日程・過去の結果などをチェックしてみよう。
植野貴也騎手(47)が中山大障害(J・G1、芝4100メートル、24日)で最後の大舞台に臨む。31日をもって騎手を引退し、調教助手(中竹厩舎)となることが前日21日に発表された。ラストJ・G1で手綱を取るのは初コンビのマイネルレオーネ(牡10、清水久)。最後に自身初のJ・G1制覇を狙っている。
デビュー29年目のベテランがステッキを置く決断をした。94年3月5日に中京でデビュー。JRAで平地107勝、障害135勝、重賞6勝を積み上げてきた。「振り返ればあっという間でした。どこかで区切りをつけようと思っていた」。
中山大障害は過去11度騎乗し、昨年の3着(レオビヨンド)が最高成績。レオーネの調教には3週連続で騎乗し良好な関係を築いてきた。「小さい馬だけどスタミナがある。いいエンジンを積んでいる」。休み明けの前走は10着だったが、2走前の中山GJはオジュウチョウサンから0秒3差の3着に好走している。
今年の中山大障害はそのオジュウのラストランでもある。同騎手は「オジュウの引退レースで、引退する僕が勝てば面白いですね。悔いのないように」と締めくくった。現役ラスト騎乗となる日曜阪神5R障害未勝利戦(アスタースウィング)も含め、有終の美に期待だ。【網孝広】